刺されそう

 十二月がトラウマになりそうです。のっけから大好きなひとにふられ、全力で自暴自棄になりつつもどうにか持ち直し、ようやくまともにごはんが食べられるようになって、夜も眠れるようになって、新しいひととの出会いもあり、このまま順調にいくのかな、と思い始めていたタイミングでその元々好きだったひとから連絡がきました。一度はふってみたけどやっぱり……、とのことです。本当に勘弁してほしいです。振り回すのも大概にしろ、という気持ちがものすごくあるのですが、それ以上に嬉しくて嬉しくてどうしようもありません。私は馬鹿です。大馬鹿者です。

 それと、大学時代お世話になった先生に宛てて、かなり長い手紙を書きました。それは自分のなかでいつか必ずけじめをつけなくてはいけないと思っていたことについて綴ったお手紙で、だから書き上げたこと自体には確かに意味があったのだと思います。でも、いま考えてみるとその時点で満足しておいたほうがよかった。私の行いはあまりにも一方的すぎました。奇跡的にお返事をいただくことができ、とても嬉しかったのですが、あの手紙が本当に先生のもとに届いたんだ、届いてしまったんだ、と考えると顔から火が出るほど恥ずかしく、いまだにきちんと文面を確認できていません。

 濃密なコミュニケーションばかりが発生していて、もう、なにがなんだかよくわからないです。でも、良いことも悪いことも結局は身から出た錆だし、全部引き受けていくしかないのだと思います。新年を迎えるころにはすべての出来事が清算されていると嬉しい、いや、されていなかったとしても最後までしっかり付き合いきる所存です。