サントリーニ/ロードス 島トリップ

七月三十一日(日)

 十時半、宿をチェックアウトして海へ。泳ぐかどうかは体力と気分次第……、という話だったのだけど、服の下に水着を仕込んで出かけたらすっかりその気になってしまった。

 

 昨日と同じくパン屋さんでパンとコーヒーをテイクアウトして朝ごはん。

 

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 パラソルとビーチベッド二台でだいたいどこも十五〜二十ユーロぐらいだった。日本円で二〜三千円といったところ。

 場所によっては海で隠れてる地面が砂じゃなくて岩だったり、フリーと銘打っておきながら結局三十ユーロ分ぐらい食事を注文しなくてはいけなかったりするみたいなので、通りを散歩しつつしっかり吟味して選んだ。適正価格ではあるけど一気に出す値段として安くはない、というやつにうちの人は厳しいのよ〜。

 

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 サントリーニの海はそこまで水温が高くないため、あまり長く浸かっていられるかんじでもなく、出たり入ったりを何度も繰り返しながらのんびり楽しんだ。

 

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 十八時半、さすがに少し肌寒くなってきたところで撤収。海にばかり見惚れていたけど、こうして振り返ってみると山もすごい。

 一度宿に戻って預けていた荷物をピックアップした後、ペリッサに別れを告げフィラのバスターミナルへ。

 

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△こんな感じで二日置きに発表される

 

 サントリーニの後はまた船に乗って別の島に移る予定になっている。

 港行きのバスに関しては直前にならないといつ出るかわからないとのことだったので、現地に着いてから時刻表を確認することに。いざ見てみると、次の出発はなんと深夜の十二時だった。それまでの約五時間、どこかで暇を潰さなくてはいけない。

 

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 そういえばまだきちんと歩いたことがなかったフィラの街並み。夕陽はどこでもきれい。

 

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 日本でも食べたことがある飯は全部故郷の味。と、夫が言っていた。

 

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 猫を見続けて数時間……。どこかのチームが優勝でもしたのか近くのスポーツバーが死ぬほど盛り上がっている。楽しそう。

 

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 夜の街。ネオンカラーに光るプールが臨めるなど、だいぶパーティ感がある。そこら中の店が爆音で音楽を流していて街全体がクラブみたいな雰囲気だった。

 

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 無事バスに乗車し、港に到着。乗る予定の船はまだ来ておらず、その辺でしばらく待つことになった。日中海辺で遊んで疲れたのもあるしだいぶ眠い。

 

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 船、あれか……?来た?!

 

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 あれだった!

 

八月一日(月)

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 深夜一時過ぎ、ロードス島行きの船に乗船。サントリーニに別れを告げた。一泊二日しかいなかったはずなのに、こうして船が港から出ていく瞬間に立ち会うとやはり少しさみしい。


 しかしもはや悠長にそんなことを言っていられないぐらいものすごい眠気が襲ってきていたので、さほどデッキに長居することもなくひとまずは寝床を探すことに。

 

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 エコノミークラスの場合は特に座席の指定がなく、こんな感じで適当な椅子に座って寝るかんじになるのだが、夫は足を伸ばせる姿勢じゃないと眠れないといって寝袋を敷ける場所を探しに行った。妻はどこでも・どんな体制でも眠れるタイプなのでめんどくさいしこのまま寝ます。おやすみ・さようなら。

 この旅が始まってからはっきりした事実だが、意外と私より夫の方が環境の変化に弱いみたいだ。

 

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 五時五十分、ちょうど太陽が登り始めるぐらいのタイミングで目が覚めた。せっかくなのでひとりでデッキに出てみる。途中、なんとなく夫の姿を探してみたが結局見つからなかった。よく眠れていますように。

 

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 日の出。

 海に反射するオレンジ色の光がきれい。


 船が着くまでまだ時間がありそうだったので、もうひと眠りしておくことにした。


 

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 十二時、ロードス島の港に到着。ここはもうだいぶトルコに近い。遠くの方にそれっぽい島の影が見える。

 

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 海の透明感がすごい。遊泳禁止の立て看板がある港で人がバンバン泳いでいて地元感が強かった。

 

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 売店でカラフルアイスを買って食べながら宿を目指す。この辺りは中世の城壁がそのまま残っており、歩いているだけで異世界感があって楽しい。


 宿にチェックインした後は即効シャワーを浴びてお昼寝。デルフォイあたりから移動続きのスケジュールでさすがに疲れが溜まってきた。今日は快復デーだ。それにしても日焼けの跡が酷い。夫は仰向けになって寝るのも背中がヒリヒリして痛いと言っていた。私は日焼け止めを塗っていたのでそこまででもなかったが、塗り忘れた肩のあたりなんかはけっこう大変なことになっている。

 

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 夕飯だけ外のレストランで食べた。サガナキ二回目。チーズ好きにはたまらない。チーズを揚げただけで料理になるとは素晴らしい発見だ。日本に帰ったら毎日作ろうと思う。