八月五日(金)
九時半起床。暑さによる気怠さは相変わらず感じるものの、多少慣れてきたのか昨日ほどではなかった。ゴロゴロしている夫をラジオ体操の音楽で起こし、一緒に踊ってからバスステーションに向かう。
今日はここから一時間半かけてサクリケントという有名な渓谷に行く。
朝チャイ。
近くのスーパーでお菓子と飲み物を買って、十時ちょうどにミニバスに乗り込んだ。
十一時半頃到着。確かにこれはすごく良い景色!
フェティエに比べれば気温も低く、まだ過ごしやすい暑さだった。
水の色が綺麗。渓谷の間に橋が吊るしてあり、その上を進んでいくと川の中に入っても安全なエリアに辿り着く。
なんでも挑戦。が、極端に水温が低い!
ロープ伝いにずっと奥のほうまで行けるみたいだったのだが、足が凍えそうなぐらい冷たかったので早急にリタイアした。水着になって肩まで浸かってる男性とかも見かけたけど、私の感覚ではちょっと厳しい。
夫は行けるところまで行くとのことなので、バイバイして木陰のベンチで休んでることに。思っていたより奥まで道が続いていたらしく、一時間ぐらいして戻ってきた。
「川を見ると本能的に顔を洗いたくなるんだよね〜」と、夫。ジャブジャブやってる姿がなんかの動物っぽくてよかった。
川床で昼ご飯。冷たい〜と言いつつ時折手足を水に浸したりして遊んだ。何はなくとも楽しい。
アイラン二回目。めちゃくちゃ美味しいというわけではないのだが、体がこの塩分を欲している……。
△赤いドーナツ型の浮き輪
みんながやってる河童の川流れみたいなやつが気になったのでやってみた。
赤いドーナツ型の浮き輪に乗り、四十五分間(※自称)かけて川を下ることができる。一人二百トルコリラ。千四百円ぐらいだった。
これがなかなかコントロールが難しく、くるくる回ったり両脇の木にぶつかったりしながら進んでいくのでそれがまた楽しかった。勢いの激しい箇所がいくつかあり、水着も着ていないのに波飛沫をかぶりまくる。
うへ〜びしょ濡れだ〜と思っていたら最後の最後客に水かける係のおじさんが待っていて、とどめだー!!と言わんばかりに二リットルぐらいの水を上からかけられた。めっちゃおもしろい。潔くてよかった。
終わった後はチャイ飲んで石拾って少しのんびりした。十七時前には撤収して、バスでフェティエの街に戻る。
いい一日だった。