ちょっと前、友だちから「パフェの語源ってperfectからきているらしいよ」という話を聞いた。
そう言われてみれば確かに、こんなに何もかもが詰め込まれていて完璧な食べ物は他にないような気がする。てっぺんから順に、さくらんぼ、小さなクッキー、アイスクリーム、いちご、ラズベリー、ホイップクリーム、甘いストロベリーソース。そのすべてがひとを喜ばせるために存在しているようで、眺めているだけでも幸せな気持ちになる。
だからだろうか、今日という一日をすてきに過ごしたいと思うとき、私の脳裏には必ずこのスイーツが浮かぶ。完璧な休日には、完璧な食べ物を。
今日はたっぷりお昼過ぎまで寝て、体が満足に休まったのを実感してからいそいそと動きはじめた。
だるいしやっぱ外出るのやめようかな、と何度か心折れそうになりながらも、ばっちりお化粧をして、お気に入りのスカート（チューリップ柄がかわいい）を身に纏い、甘いものを求めていざ町へ。
働きはじめたばかりだし、本当はそんな余裕ないんだけれど、それでも今日はいいや、という気持ちから白いブラウスを買ったりした。
そのあとでお酒を飲みながらだらだら食べたのが、写真のパフェである。かわいいでしょ。ふふふ。かわいいし、とても美味しかった。
仕事中にとったメモを見返したり、ダイエットのために甘いものをがまんしたり、なんかそういうことが今の私には必要なんだろうな、とぼんやり思いつつ。それでもついつい手が伸びるのは仕事用のメモ帳じゃなくて山田詠美の短編集だし、パフェを我慢するどころかガトーショコラまで追加で頼んじゃう始末だし、我ながらまったく手に負えない。
でも、長い人生の中でそんな一日もあっていいと思う。
社会人としては0点かもだけど、休日を楽しむプロとしては100点。そんな過ごし方ができて、今日はとっても満足だ。
たっぷり自分に甘くしたので、そのぶん、明日は自分以外の誰かに甘く優しくしたいな、とか思う。
次のお休みもスペシャルな一日にできるようがんばりたい。あとついでに仕事も。
という、日記でした。終わり。
