INFJから見た世界

前置き
 
・定期的にMBTIについて考えだして止まらなくなるので、自分用にメモ。何年も前からひそかに考察し続けているテーマだし、いろいろ読んだ限り自分はINFJでほぼ確定だと思うが、あくまで素人の自己診断。そのため私以外の人は読んでもあまり意味がないと思われる。
 
自分について
 
・直観からすべてがはじまっていくような思考回路の持ち主なので、煮詰まった時はとにかく散歩。外の景色を見ていろんなインスピレーションを受けてるうちに思考が勝手にブッ飛んで気がつくとすべて解決している。知り合いと軽い雑談をするのも効く。
 
・↑のような特性があるため、「外に出ない」「人と会わない」という状況に耐え続けることは難しい。引きこもり生活が続くといわゆるNi-Tiループに陥りバッドな感じに。頭でっかちになってるなと感じた時は要注意。
 
・かといって外に出すぎるとどこまで行っても止まらない感覚の渦に自分で疲れ果ててしまう。散歩中鬱状態になったりもするので、あくまでもゴールは家に帰って思考をまとめあげることなんだと自覚するのは大事(この辺が内向型っぽい)。
 

・ある事実や問題に対し、何の根拠もなく「もしかしてこれってこういうことなのでは?」と言い出し、現実主義の人に「は?」と返される。自分のひらめきやアイディアに密かな自信を持っているため、内心傷つくが、実際当てずっぽうなところは多分にあるので冷静に引き止めてくれる存在はありがたい。

 
・直観→思考→感情の順で回路が動くため、初対面の人の前では「淡々としている」「真面目そう」と受け取られがち。いろんな診断サイトには「温厚で優しい印象を与える」と書いてあるが、私は「冷たい人だと思ってた」と言われることが多いですね…。単純に顔とか、人見知りしがちなところも関係してるのかもしれないけど。
 
・情感豊かなわりには感情表現を抑圧する癖がある。特に仕事中。よって、「はしゃいでるな」と感じた時はよっぽど相手に心を許している。でもたぶん相手には1/3も伝わってない。
 
・仲良くなればなるほどトンチンカン。トンチンカン=素なので、仲良い人ほど「知れば知るほど理解できない」「何考えてるかわからなくて油断できない」とか言ってくる。
 
・私のことは誰も理解できないんだってことを理解してほしい。
 
 
周りの人間関係について
 
・INFJっぽい知り合いが何人かいるけど本当に好意がわかり難い。というかたぶん、自分でも誰のことがどれぐらい好きで重要かあんまりわかってないんだと思う。私もわからない。家族とか、一生にひとりレベルの親友になってはじめて感情の深度を知る。正直言うと他はみんな同じ。いや同じじゃないのかもしれないけど自分ではあんまりわからない。
 
・「私のこと好きじゃないんでしょ」とか「何考えてるのかわからない」と言ってフラれる。大人になってからは流石にないけど、友達には「私以外の子といるほうが楽しいんじゃない?」って言われたり。
 
・一生にひとりレベルの相手じゃない限りみんな「他人」なので、わざわざ付き合う意味がよくわからない。「他人」を所有したり、「他人」に所有されることには喜びを感じない。普通にひとりでいたい(これは私だけかも…)。
 
・とはいえ「他人」に冷たいかと言うとそんなことはなく、わりと人当たりが良かったり博愛主義的だったりする。ぱっと見の間口は広め。そこからの選定がかなり厳しいというだけ。
 
・好意がわかりにくいINFJだが、自分の身に置き換えて考えてみると、まず「友達・仲間として認識した」という時点でかなり相手のことを好きなんだろうなあと思う。何かしら引っかかるものがなければ休日いっしょに遊んだりしないよこの人たちは。好奇心旺盛で友好的な面もあるから初回はとりあえず行くかもしれんが。
 
・その上で「何度か衝突したり、もやもやしたりしながらも長年関係を切らずにいる」となればもはや大親友と呼んでも差し支えないと思う。基本は温厚だが精神的に潔癖なところがあるため、本当に限界を越えた時はスッパリ切ってしまうのがINFJ。
 
・基本的に「時間の経過」でしか自分の中の好意をはかれてないな…ってこれ書いてて思った。INFJとの関係は長期戦。
 
・理想は高いが、その理想を数値化/言語化できないのもINFJ。自分の望んでいる関係性がどれほど崇高で得難いものなのか薄々勘付いているため、ある種の諦観から刹那的な浅い関係にも一定の理解を示す。ただしそこに長くハマり続けることはない。
 
・ISTJと周りの人間関係について話すのが楽しい。二人とも細かいところに気がつくが、着眼点や思考のプロセスは違うため。
 
・ISTJの人物評はあくまで事実に基づいてなされる。蓄積されたデータと確かな観察眼によって下される評価なので、より正確。ただし隠された可能性には気付きにくい(トラブルが起きてから初めて問題のある人物に気が付く等)。
 
・対するINFJはもっと感覚的。「あの時ああいう表情をしていたからもしや○○なのかと思ったら本当にその通りだった」等。なんとなく怪しいと感じた相手は最初にはじくので人間関係のゴタゴタに巻き込まれにくい。
 
・時には根暗っぽくも見えるISTJだが意外と私生活は上手くいっていることが多く(誠実な性格により家族や友人を大事にする)、謎の裏切られ感。親しみやすさは感じるが根本は似てない。
 
・漫画とかアニメを見ていてESTPっぽいキャラクターに惹かれることが多々ある。自分には全然ない要素ばかり持っているからだと思う。
 
・身近にESTPっぽい子がいたことがあるけど、憧れと嫉妬がない混ぜになってしまってうまく関係を築けなかった。激しく衝突することはなかったものの、根本的な価値観の違いが最初から透けて見えすぎていて何を話したらいいのか全くわからない。たぶん相手もそうだったと思う。嫌いじゃないのに好きになれないし、そのくせずっと目を離すことができない。
 
・平和主義の陰キャ、危険思想の陽キャ
 
・ESTPに「モテるよね」って言われて「あなたが言う?!」ってなったことある。大胆で行動的なESTPは大概異性から大人気なので。INFJのはモテるってより「警戒されない」「相談事を受けやすい」とかだよなー。モテる人もいるけど、どっちかというと教祖化したり、一方的な思い込みから相手がストーカーになったりって感じ。あと異性よりも同性に人気だよね。
 
・苦手なタイプといえばINFP。興味の対象が似ているため出会う機会は多かったりするのだが、昔から本当にダメ。
 
・イメージとしては「INFJが普段心の奥底に隠している姿」=「INFPにとっての自然な振る舞い」って感じ。INFPが調子よさそうに伸び伸びと振る舞ってれば振る舞っているほどコンプレックス刺激されて発狂しそうになる(これは私だけかも…パート2)。
 
・INFJが「自分の感情」より「周囲の状態」を優先する(目の前にいる人の調子に感化されやすいので周辺の空気が悪くなればなるほど本人もまた沈んでいく、逆の場合も然り)(そもそも自分の感情がよくわからないため、気分よく過ごしたかったら周辺環境を整えるのがいちばん手っ取り早い)のに対し、INFPは常に「自分の感情」ありきで動いててそれがうわー!ってなる。
 
・いつも好奇心旺盛なINFPはいかにも内面豊かそうに見えるし、実際、優れた芸術的センスを持ってるパターンも少なくないため、そこでさらに劣等感刺激されてうわー!!
 
・さらにもう一個苦手なタイプ挙げるとESTJだな。補完し合える関係とか言われてるし、まあそうかなって思う面もなくはないけど、怖いもんは怖い。打ち解ければ別なのかもしれないけど、そもそも打ち解けるまでが長いし。基本的に尊敬できる相手だとは思っている。
 
・INFJもESTJも「公共の秩序」を最優先に考えるところは似ていると思う。ただ、そうすべきだと考える動機の部分が全く違う。INFJが「みんなが仲良く、平和に過ごせたらそれがいちばんだから」と願うのに対し、ESTJは「規則は守るべきであり、不正やズルはあってはならないことだから」って感じ。INFJってヤサシイヨネーって言いたいところだけど、全体主義的で実はあまり個を重視していないところはちょっとESTJに似てると思う。
 
・理想主義でなおかつ潔癖症なのがINFJなのだとしたら、ESTJは現実主義の潔癖症。お互いの理想の高さに気づくことによって尊敬の気持ちが芽生えやすい。どんなに苦手だろうとESTJのことをめんどくさいとかうざいとは思いたくないし。向いてるベクトルは違えど自分も同じくらい神経質だったりするので、むやみやたらと否定したくない。
 
・まとめると、好きなのはINFJとISTJ。憧れやすいのはESTP。苦手なのはINFP。恐れつつも尊敬しているのがESTJ。他のタイプについてはわからない。
 
・補足だけど、INFP苦手と言いつつINFPっぽい異性に心惹かれることがたまにある。
 
 
以上。追加で何か思いついたらそのうちまた書きます。